2015年12月の食材
2015年12月の食材【だいこん(大根)】

漬物、煮物、汁物、鍋物、刺身のつま等いろいろな形で登場する大根。原産地は地中海、中東と言われ古代エジプトピラミッド建設の労働者に大根のなかまが食べられていた記録があり、日本でも「日本書記」に書かれており江戸時代には全国各地でいろいろな種類が栽培されました。近年はほどよい大きさ、柔らかい肉質、辛味が少なく煮くずれしにくい「青首大根」が一般的になりました。信州では蕎麦にわさびの代わりに辛味大根のおろしが添えられています。
主産地
当市場では、兵庫県(御津)、長崎県の入荷が多いです。
栄養価
私達が普段食べている根の部分は、水分がほとんどですが消化を助けるジアスターゼ、アミラーゼという酵素が豊富に含まれています。
選び方
全体に張りと艶がありまっすぐ伸びて太いもの、持った時にずっしりと重い(水分が豊富な証です)ものを選びましょう。
保存方法
葉が付いている場合は根の養分を吸い上げてしまうので切り落とし乾燥させないことが大事です。切り口はラップや湿らせた新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
その他
ヘタな役者のことを「大根役者」と言いますが、これはどんな食べ方をしても中毒にならない“当らない”ことが語源になっています。
情報提供:神果神戸青果㈱尼崎支社