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2015年11月の食材

2015年11月の食材【あんこう(鮟鱇)】

あんこう(鮟鱇)

 「あんこう」は水深100m~500mぐらいの海底に生息している肉食性の深海魚で、主に小魚・プランクトン・蟹・貝などを捕食しています。外観的な特徴は、体が柔らかで頭や口が大きく歯が発達しやや上を向いています。泳ぎが下手なため海底の砂に潜り、頭に付いた長い方の突起物で偽エサの働きをする皮を揺らし、近寄ってきた魚を丸呑みにして捕食します。

 身は淡白で低カロリー、肝(アンキモ)はビタミンA・ビタミンB12・ビタミンD・DHA・DPAなどで栄養価の高い魚です。漁獲方法は主に底引き網や刺網で行ないます。


 肝が大きくなる11月から2月が一番美味しい時期です。

主産地

 西のふぐ、東のあんこうと言われるようにあんこうを食べるのは東日本の文化であんこうの産地として福島県、茨城県、千葉県など東日本が中心でしたが、最近では西日本でもよく食べられるようになり山口県、熊本県、兵庫県、鳥取県などからも入荷されています。

選び方

 切り身でパックしてあるものは、皮の色が暗黒褐色で弾力と光沢があり、身は薄いピンク色で透明感があり身から水が出ていないものを選びましょう。また、輸入物もありますが国産物より味が落ちるので原産地の表示も確認しましょう。

食べ方

 あんこうは捨てるところがないと言われる魚で、俗に「あんこうの7つ道具」と呼ばれる部位は、「肝臓」「尾びれ」「卵巣」「肉」 「胃」「エラ」「皮」を指します。身は白身で淡白、皮はコラーゲンたっぷりで味があり、肝は他の魚に比べ脂肪が濃厚でとても美味しい代表的な部位で「海のフォアグラ」とも呼ばれています。
 主な料理方法は、あんこう鍋・どぶ汁・から揚げ・あんきものポン酢などがあります。

(情報提供)
神港魚類株式会社 尼崎支社 高田さん
尼崎水産物卸協同組合 (株)魚熊 長岡さん 






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