令和5年度 第2回 尼崎市公設地方卸売市場運営委員会 開催概要(書面開催)
1.富山市公設地方卸売市場の視察について
再整備の先行事例として、富山市公設地方卸売市場を視察(令和5年8月16日から17日まで)した。同市場は、現地再整備や再整備後の市場施設を賃借(リース)するなど、尼崎市場が検討している事業スキームと類似しており、すでに事業者が決定し再整備が進んでいる状況にあるため、「今後の市場のあり方」検討の参考資料として、視察の概要についてまとめた資料を送付した。
事務局から送付した資料について委員から、尼崎市と同じ構想を持つ富山市を視察し、様々な気づきを改良し取り入れることはとても良いことだと思うとの意見のほか、尼崎市の特徴をどう表現するかが課題 等の意見があった。事務局からは、卸売市場の再整備は全国的に事例が少なく、市場との連携や地域貢献に係る提案を民間事業者に求めるなどコンセプトや条件等は異なるため、尼崎市場としての特徴をどのように表現するか、精査を重ねる等と回答した。
2.公募要件等の策定の進捗状況について
前回報告した「今後の市場のあり方」検討の内容をもとに、公募要件等の検討作業を進めているところであり、民間事業者に対するこれまでの調査及び令和5年度に実施したサウンディング調査結果等を踏まえ、 事業の基本的な事項に係る検討内容を「事業概要」として、一定、整理ができたため、今後のスケジュール含め、募集要項及び要求水準書の目次等の資料を送付した。
事務局から送付した資料について委員から、市場運営を継続しつつ、市民サービスやイベント開放など、市民が直接、市場で買い物できる場を目指した場合、場内事業者だけでなく周囲の小売事業者などとの連携はどのように考えているのか等と意見があり、事務局から、市民が直接市場で買い物できる場を目指す場合において、その運営方法や継続性といった課題を解消する必要があると認識しており、また、尼崎市場として新たな取組を実施する場合は、尼崎商店連盟等との協議が必要と考えている等と回答した。







